ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2017年3月号 NO.214
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ちびっこぷれす Chibikko press 2017年3月号 NO.214
13花粉症の時期になるとたくさんの人が駆けつける廣瀬醫院で行われている「ツボ注射」治療って?山梨市、桃畑の中にたたずむ一見普通のクリニック。廣瀬醫院の廣瀬乾三院長が行う「ツボ注射」は、鍼(はり)治療の東洋医学と西洋医学のいいとこ取りをしたような治療法です。遠くは東京や埼玉からもそれを求めて患者さんがやって来るという、ツボ注射について紹介します。 極細の針を体のツボに刺し、鎮痛剤などの薬を少量注射。ツボへの刺激と薬理効果で、さまざまな症状や痛みを軽減させるというのがツボ注射の概要です。廣瀬院長の実の父親で、山梨県立中央病院外科医長や一宮温泉病院院長などを歴任した渡邊裕医師がその考案者。 花粉症シーズンになると、多くの方が医院を訪れます。カウンセリングの後、診察台に横になり、手足を中心に約20ヵ所のツボに注射。1ヵ所にほんの一瞬針を刺して、ごく少量の薬を入れていきます。注射にかかる時間は数分。その場で鼻が通る人、1シーズン花粉症に悩まなくて済む人、数日間限定で効果が続く人など、効果は人によってさまざまです。保険適用もできるので、費用は3割負担の場合で初診料+注射代が1100円くらい(薬との併用も可)。 花粉症だけでなく、肩こり・頭痛・腰痛・生理痛(痛みが始まる2、3日前が効果的)などにもツボ注射を使います。女性ならではの不定愁訴的な悩みがなかなか改善しない人、あまり薬を飲みたくない人などが多く利用するのだとか。一つの症状だけではなく、その人全体を診て、体中にあるツボからアプローチしていく。そんな東洋医学的なスタンスも、多くの女性に安心感を与えているようです。山梨市三ヶ所1141TEL0553-20-15558:45?12:0014:30?17:30日曜・祝日、木・土曜の午後休診