ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2016年4月号 NO.203

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概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2016年4月号 NO.203

42 保育園に通い始めた頃は、泣いて行くのを嫌がったこともしばしば。日に日に慣れて、しばらくすると優しい先生のことが大好きになり、車を降りると自分から先生の胸に飛び込んでいくようになりました。さらに1年がたち、2年がたつ頃には、毎日お友だちと遊ぶことが楽しくなりました。車を降りると駆け足で仲のよいお友だちの待つ教室へ入っていくように。卒園式の日。娘はたくさんのお友だちと離れ、遠くの学校へ通うことを決めました。娘のために皆で唄を歌ってくれた時、前に立つ娘は、上を向き懸命に涙が流れるのを堪えていました。その姿を見て私の方が大泣きしてしまったのを覚えています。あの頃行きたくないと言って流した涙は、離れたくないと流れる涙に変わったね。  四月、新たな出会いの季節。きっと、今流した涙は素敵な思い出に変わるはずだよ。写真・文=平井瑠美(i-chi)http://i-chi-0917.jimdo.com