ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2016年1月号 NO.200

概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2016年1月号 NO.200

11大正15 年に開館した歴史ある図書館です。子どもむけの絵本や児童書、紙芝居などは２階の児童室にあります。なでしこの会や内田パパなど、よみきかせボランティアによるおはなし会も開催。●甲府市城東 1-12-33平日 10：00～21：00（児童室は 19：00 まで）、土日祝日10：00～17：00月曜休館／ TEL055-235-1427【甲府市立図書館】パパが読んだら迫力満点！内田麟太郎＝作、山村浩二＝絵（鈴木出版 2015 年）ます。海の生き物たちもシンプルだけど、とってもかわいらしい。本のタイトルにもなっているセリフは、本文中に何度も繰り返して出てきます。リズムにのせてみんなで一緒に読むと楽しいですね。パパの声で勢いよく読めば迫力満点。年々、子連れパパの来館が増えてきているので、絵本選びに迷った時にはぜひオススメしたい一冊です。　「くじらさんのー たーめなら えんやこーら」。たくさんのペンギンやアザラシが、かけ声をかけながらざぶーんと海に飛びこんでいきます。すると乗っていた氷山が、もわりと浮き上がります。くじらさんの夢を叶えようと、海の仲間たちが力を合わせる様子が描かれています。ダイナミックな絵や青みがかった色彩も壮大な海を連想させ紹介者●中川由樹さん（甲府市立図書館・司書）「くじらさんのーたーめなら えんやこーら」●甲府市立図書館・中川由樹さんのこの一冊紹介者●谷井玲子さん（ハレルヤバプテスト教会）南アルプス市にあるキリスト教の教会。毎月第１土曜の 10：00から、地域の子どもたちに絵本よみきかせなどを行う「絵本の会ちいさなたね」を行っています（１月は 1/16に開催）。●南アルプス市百々 1771-26TEL055-285-3967【ハレルヤバプテスト教会】●ハレルヤバプテスト教会・谷井玲子さんのこの一冊「おちゃのじかんにきたとら」洗練された色使いと、あたたかみあふれるストーリーたのがこの絵本との出会い。ヨーロッパの作品らしい色使いの美しさが印象的でした。母と娘の服装にも抜かりがなく、新聞配達の男の子もどことなくオシャレ。そして意外なストーリー展開で読者を引きつけ、子どもたちにもやさしい気持ち、他人をあたたかく見守る気持ちを伝えているのです。　母と娘のお茶の時間に訪ねてきたトラ。親子にやさしく迎え入れられたのをいいことに、家中の食べものを食べつくしてしまいます。それを後で知った父親は「いい考えがある」。てっきりトラを退治するのかなと思いきや、意外な発想で楽しませてくれます。　長女が３歳の時、図書館で借りてき ジュディス・カー、晴海耕平＝訳（童話館 1994 年）