ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2014年9月号 NO.184

ページ
35/56

このページは ちびっこぷれす Chibikko press 2014年9月号 NO.184 の電子ブックに掲載されている35ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2014年9月号 NO.184

35真似して覚えてる 数年前、2歳ぐらいの犬を預かったことがある。市役所で捕獲され飼い主が見つからず、そのままでは殺処分されそうなところだったが、引き取ってくれる方が見つかり、新しい家へ行くまでの数日、わが家で面倒を見た。無邪気で明るい性格のメスで、遊びたい盛り。あまり落ち着きがなかったので、とりあえずオスワリとマテを教えることにした。根気よく教えるつもりで始めたが、そんな必要はなかった。わが家の犬を見ていてすぐ覚えてしまったから。おもちゃを投げて「持っておいで」という遊びも2、3回の練習で覚えてしまった。なんて楽ちん! 同じ犬同士で真似して覚える方が下手に人間が教えるよりよっぽど効果的じゃないか! でも、「ちょうだい」と言っても、くわえたボールを放さないで遊ぶという、覚えてほしくないこともすぐ真似していた。 うちの兄弟もそんな感じだ。10ヵ月の次男が、何でもお兄ちゃんの真似をする。お兄ちゃんが「キャー」と騒ぐと、次男も「キー!」。食事中、お兄ちゃんが「これは食べないよ?ぅ」などとグズグズ言いだすと、何だかよくわからないけど自分も「あ?」。お兄ちゃんがでんぐり返しをしていると、自分も慌てて布団に頭をつけている。おもちゃの遊び方なんかも長男を見て自然に覚えているから、ストローでの飲み方とか他の役に立つことも真似して覚えてくれ。 ちなみに2歳の長男はお友だちから教わるのが効果的なようだ。幼稚園の開放日に遊びに行った時のこと。参加者と園児がイスに座って自己紹介をする場面で、数人の参加者の子が立ち歩いていた。長男も私から離れてずっとウロウロ。すると一人の園児に何か言われている。くるっと振り返り、戻ってきてイスに座った。「座った方がいいよって言われたの?」「うん」。そしてしばらく座っていた。「今は座ってお話聞く時間だよ」「ここがヒデ君の席だよ」なんて、私が何度言ってもウロウロしてたのに。すばらしい!子ども同士って! 大人に叱られたり注意されてするよりずっと自然にできている気がする。こういう機会はぜひ増やしたい。いや、別に私が手抜きしたいわけじゃないですよ。子どもって、同じ子どもから教わる方がすぐ覚えるし効果的…?療育相談・保育所等訪問支援・相談支援・なかよしサークル(親子遊び)を実施しています。お気軽にお問い合わせください。発達の遅れや偏りが気になるお子さんが安心して通える園です。すこやかな発達と成長を促すための療育プログラム、身の回りのことが自分でできるように導き、体験学習により社会性を育みます。笑顔いっぱいの楽しい毎日です。 ※療育手帳がなくても利用可。TDLへ旅行