ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2014年5月号 NO.180

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概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2014年5月号 NO.180

34十猫十色 猫の性格というと、どんなイメージを持っているだろうか。自分勝手?気まま?気が向いた時だけ甘えて、後はそっけないツンデレ? いや、これまで10匹ほどの猫と暮らしてきたが、とてもひとまとめにはできない。何も考えていない〝のうてんき?な子、引き算でもできそうなぐらい賢い子、叱られても全然わからない子、とにかく抱っこしてほしい子…まさに十猫十色。同じように育てても、みんな違う。 中でもぴーちゃんは、かなり強烈だ。三毛猫メス、今年で14歳(人間だと75歳ぐらい)。好き嫌いもあり食が細いせいか、一番やせて小さい。賢いが、性格はキツイ。気に入らないと大声で鳴き、通りすがりに関係ない同居猫を威嚇し、叩く。抱っこは嫌い。脱走常習犯で、うっかり玄関の戸に鍵をかけ忘れたりすると、自分で開けて出て行ってしまう。そして、なぜか自分から帰ってこられない。お腹が空いても雨に濡れても眠くても庭でじっとしている。何度、疲れてもうろうと座っているところにソーッとにじり寄り、隙をついて捕まえたことか。とにかく手を焼いた。よく投げ出さずに飼い続けたものだと自分でも思う。 でも、それがぴーちゃんだ。だからかわいいのだ。もし何でもガツガツ食べ、目の前の窓が開いたままでもボーっとしていて、人の膝で寝てばかりいたら、そんなのぴーちゃんじゃない。泣いたり笑ったりしながら14年間、つき合ってきて、そう思う。 いきなり人間の話になるが、2歳の長男は、どうやら負けず嫌い。叱られても反抗して言い返す時もある。空気を読むセンスはありそうで、気もきく。次男は6ヵ月で未知数ではあるが、たぶんおとなしい、おっとりタイプ。性格は育て方や環境がもちろん影響するだろうが、生まれ持ったものは受け入れてつき合っていくしかない。 ちなみに、猫に厳しいぴーちゃんだが、新入りの息子たちは当たり前に受け入れてくれた。わしづかみにされても怒らず、一番近くにいてくれる。それがぴーちゃんだ。ぴーちゃん、いてくれてありがとうね。猫も人も生まれ持った性格ってホントいろいろ…。