ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2014年3月号 NO.178

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概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2014年3月号 NO.178

34わかっているよで…わかってないよで… わかっていないようでわかっている、わかっているようでわかっていない。1歳10ヵ月の長男は今そんな感じだ。 携帯電話で撮影した自分や弟の写真を見たがるのだが、電池切れで見られないことをわかりやすく説明しようと「携帯電話がお腹が空いてねんねしちゃったから、この線(充電器)につないでお腹いっぱいにしてあげれば見られるからね」と言うと、「充電だよ」と一言。そうです、充電です。何だったの、私のヘタな説明。でも、いつ「充電」って覚えたんだ。それから、二人でアニメーション映画を見た時のこと。無声だったので時々私が説明を入れたりはしたが、主人公と友だちの別れの場面に近づくにつれてベソをかき出し、最後は大泣き。絵がかわいいから見ているだけじゃなかったのね。ある程度ストーリーを理解して、寂しい、悲しいと共感ができるんだ、すごーい。 かと思うと…である。なぜか麺類のことを「ちんめん」と呼び、「ちんめん、だーい好き」と言いながら、麺だけ食べて具は残す。「お野菜もお肉もちんめんのお友だちだから、食べないとちんめんが寂しがるよ」と言ってみたところ、次に麺類を出した時、具をつまんで「これは、ちんめんのお友だち」。わかったのか?食べるのか? 「お友だちは食べないよ」。なぜだ?! また、寝付いた弟を見て「れいちゃん(次男)寝てるねぇ」と近づき、枕元で「れいちゃ?ん!!」。なぜ?! 次男が起こされて泣き出すと「起きてるよ」。 すごい!と感動して涙ぐんでしまったり、何だか対等に物事がわかっているような気がして叱ってしまったり、それを後悔したり。わかっているような、わかっていないような者たちの相手は慣れているつもりだったが、けっこう振り回されている。でも、そんなことをしながらお互いに一歩ずつ成長している。 タオルなどのタグを見ると指を吸いたくなってしまう長男。今まさに指を吸っているその口で、手を口に突っ込んでいる4ヵ月の弟に「指吸っちゃダメだよ」。わかっているよでわかってない、わかってないよでわかってる、アーコリャコリャ…♪「こんなことがわかるんだ」と驚くような理解力や記憶力を見せることもあれば、「やっぱり1歳児だよね、トホホ」と思うことも。そんな息子に振り回されてるのか?!