ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2014年2月号 NO.177

ページ
16/48

このページは ちびっこぷれす Chibikko press 2014年2月号 NO.177 の電子ブックに掲載されている16ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2014年2月号 NO.177

16BLANCブ ラ ンプロのデザイナーがデザインした服を、ママを含めた参加メンバーが縫製。できあがったものを「BLANC」の製品として、ショップやイベントなどで販売するというユニークな試みが行われています。BLANC=白。色のついてない布地に、参加メンバーそれぞれの色を少しずつ重ねていければ…そんな願いが込められたこの参加型ブランドについて紹介します。 「BLANC」の考案者は、ファッションデザイナーでパタンナー(デザインを元に型紙を作る人)の小澤優美さん。小澤さんが作ったパターン(型紙)で気に入ったものを参加メンバーが持ち帰り、自宅で縫製。完成品はBLANCの製品として売り出すという仕組みです。メンバーは小澤さんを除くと6人。プロのデザイナーからのオーダーをただ受けるのではなく、互いに知恵を出し合ってブランドを盛り上げていくパートナーシップがそのユニークなところ。デザインを考える時にメンバーの意見を反映させたり、メンバーのネットワークを通じてブランドの周知をはかるなどしています。大手メーカー発の大量生産品とは対極にあるものを、丁寧に作りたいというのが小澤さんの狙い。「私とマユさん、私とルツコさんとの関係の中からしか生まれないものを作りたいんです」。 「リラックスウェアなのに“モード感”があった。デザイナーの持つ世界観を感じました」。小澤さんが作る服を初めて見た時の感想をこう語るのは、寺田路得子(るつこ)さん。彼女自身「寺田ミシン」の名で布ナプキンなどを作り、イベントなどで販売している2児のママです。小澤さんの服との出会いをきっかけにBLANCに参加しています。自分が作ったものが売れた時の感激もひとしおなのですが、それ以上に楽しいのは、かつてヨウジヤマモトのスタッフとしても活躍した“年下の師匠”や仲間たちとの交流なのだとか。「もっと勉強して、質の高いものを作りたい」。BLANCへの参加をきっかけに、新しいものの見方、新しい人間関係、新しい仕事の形が動き出した手応えを感じているようです。TEL090-6003-3895(小澤)シンプルで着心地がよく、シーンが変わってもずっと着られるというのがBLANCの特徴。前田源商店(富士吉田市)のオーガニックコットンを使うことも多いです。明治カフェ(北杜市須玉町)、CABIN(北杜市長坂町)、ストーブ生活富士見店(長野県富士見町)などで販売する他、イベントに出品することも。2/1?11には、諏訪で行われる「くらもと古本市」に出店します。