ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2013年11月号 NO.174

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ちびっこぷれす Chibikko press 2013年11月号 NO.174

41もしかしたら、明日死ぬかもしれない。だから僕は、思ったら行動に起します。考えて結局何もしなかったら、何も変わらないし進まない。宮沢 サノケン流の愛し方ってどんなふうなんですか?サノケン 想いやること。大切にすること。それを面倒くさいと思ってしまったら一人になっちゃう。幸せになれないと思うんです。サノケン 直感です。結婚しなきゃって。これは全てに言えると思うんですけど、行動を起こさないと意味がないじゃないですか。もしかしたら明日死ぬかもしれない。だから、「今」を生きなきゃ、というのが僕の中にあります。あと、歌を作る人間として、結婚して子どもがいる人の気持ちを知りたい、というのもありました。宮沢 普通は、世の男性は結婚する時には「幸せにしなきゃ」とか「食わせなきゃ」とか自分の負担を増やしがちだけど、それよりも短い人生なんだから家庭を作って「今」を幸せに生きることを大事にしているんですね。サノケン 俺は絶対に音楽で成功するから、という変な自信があります。今は正直大変ですけど(笑)。宮沢 そして、山梨に帰ってきた。サノケン 僕の最終的な夢は、山梨を音楽の街にすることです。山梨の中でたくさんのアーティストが育って、音楽事務所やレコード会社ができて、たくさんの人が山梨のアーティストを応援するようになればうれしいです。音楽の地産地消って感じかな?宮沢 地産地消!それいいね(笑)。サノケン 山梨は東京に近いから、一流のアーティストを簡単に見にいけちゃうけど、山梨にも熱いものを持ったアーティストがきっといるし、これからも出てくると思うんです。その人達がプロとして活躍できるような文化や仕組みを作りたいです。そのために、1年後にコラニー文化ホール、3年後に武道館でワンマンライヴを成功させます。宮沢 素晴らしい! 応援しています。最後に子育てをしている親に一言、エールをいただけますか?サノケン 目の前の人を愛して生きていってほしいです。時間とか仕事とかお金とか、言い訳をすればキリがないですよね。みんなが求めている「幸せ」って、家族や大切な人と一緒にいるから成り立つと思っています。出てチャンピオンになりました。宮沢 え~!?知らなかった! それはいつ?何を歌ったの?サノケン 高3の時。森山直太朗さんの「さくら」を歌いました。チャンピオンになったことは、音楽の道を選ぶ決定的な出来事でした。宮沢 ご両親の反対は…サノケン それはありませんでした。実は僕が小学生の時、従兄弟のお兄ちゃんが20歳くらいで亡くなったんです。母は、人間はいつ死ぬかわからないし、人生はその人のものだ、ということを従兄弟の死から学んだと言っていました。やっぱり僕が建築に進むことを望んでいた時期もあったそうですけど、僕が見つけた夢を応援してくれました。高校卒業後は東京の専門学校で音楽を学びました。その後は東京と山梨を行ったり来たりしながら、オーディションを受けたりライヴハウスで歌ったりしていました。2度めの上京では応援してくださる方も増えてきて、メジャーレーベルからも声がかかるようになったんですけど、踏み出せないところがあったんです。宮沢 それはどうしてですか?サノケン それまで気づいていなかったけど、僕にとってのキーワードは「山梨」だったんですね。サノケンが歌っていくための必要条件は、山梨で暮らすことだったんです。メジャーデビューという夢はありました。でもそれが自分にとって一番じゃないな、とわかったのでまた山梨に戻りました。宮沢 でも山梨で音楽活動を続けていくのって、とても難しいですよね。「今」を生きなきゃサノケン その通りです。2度めの上京の時に一緒に行った彼女と結婚して子どももできたので、音楽だけじゃなくてとにかく仕事を選ばずに稼がないといけない。宮沢 え!?生活は安定していないのに、よく結婚する気になりましたね。※電子書籍版のメイン写真をタップすると、インタビュー時の動画を見ることができます。