ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2013年11月号 NO.174

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概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2013年11月号 NO.174

32猫と一緒にしないで? まだ私に子どもがいない頃、知人の子育ての話を聞いている時、思わず「なんかわかる、うちの猫も…」と口走ったところ、「猫の方がいいよ、子どもは大変」と、暗に子育てとは違うと言われたことがある。ごめんなさい。でも本心では「本当にそうかな?」と思っていて、自分が子どもを持ってみても「やっぱり、どっか同じ」と改めて感じている。 3歳になる「つぶ」は私が生後3週間から育てた。ミルク↓おしっこ↓うんち↓遊び↓おしっこ↓寝る↓ミルク↓寝る↓おしっこ↓うんち↓遊び↓寝る…。1日中そんな感じ。朝も夜中も関係なし。離乳食に進むとミルクでフードを軟らかくしたりして与える。徐々に行動範囲が広くなると、高い所や危険なものに注意が必要だ。ほら、赤ちゃんと似てませんか? 私はこれで赤ちゃんというものを、だいぶ認識した。 興味を持つものや遊び方も似ている。カサカサ音がするものや柔らかいもの、目新しいものがどちらも好きだ。それから〝お母さん?。育ててくれている人のことは大好きだ。それから2人目が生まれるに際し、子育てのよき先輩からいただいたアドバイス。「上の子を優先していれば、だいたい問題ないよ」。なるほど。新しい猫を迎え入れる時も先に住んでいる猫を優先してかわいがるよう心がけると飼育上のトラブルが少ない。 でも、人間の子どもの方が教育を受けさせて複雑な社会に送り出すという社会的責任が全然違う。確かに。ただ、犬猫も他人に迷惑をかけないように飼う義務はあるし、特に外出の機会が多い犬は幼い頃から周りの社会に慣れさせる練習やしつけの方法を飼い主がしっかり学んで行うことが必要だ。 いや、しかし長々書いてきたものの、私が同じと感じているのはそんな些末なことか? 考えてみると、もっと根本的なことだ。それは、どちらも慈しみ、愛されるべきものであるということ。かけがえのない命だということ。そして、そう思って育てる、その眼差しではないか…という、そんな答えしか出なかった。うーん、やっぱり不愉快か、すみません。このページを読んで「子どもと犬猫を一緒にしないで」と不愉快に思っている方もいるかもしれない。でも、私にはやっぱりどっか一緒…。それはどこなんだろうか。