ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2013年10月号 NO.173

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概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2013年10月号 NO.173

8「何に見える?」の問いに、子どもたちは「海」「恐竜」「宇宙」…。自然と絵の中の生命力を感じとっています。教室を飛び出して、園庭でアート活動。手型、足型、転んでしまった子の体の跡がついてしまうのも面白い。笑った線、怒った線、嬉しい形、今日の気持ちの形…。アトリエリスタの投げかけに応え、最後は紙の裏にまで描く子どもたち。「これからどうしようか?」。「目を描いてみたい!」。この作品が最終的にどうなるのかは、誰にもわかりません。甲府西幼稚園「笑った線ってどんな線だと思う?描いてみようか」。県内在住の芸術家・オマタタツロウさんの呼びかけに最初は戸惑っていた子どもたちですが、やがて「これでいいんだ」「人と違っていいんだ」と感じた時から、自由に線を描き始めます。 甲府西幼稚園では、アートの専門家が子どもたちと一緒に芸術活動に取り組む「アトリエリスタ」を行っています。アートの国・イタリアの幼児教育にヒントを得て始まったこの活動は、園庭に出てキャンパスに手型足型をつけたり、森を歩いて感じたことを詩にして、その詩に曲をつけて歌ったり、あるいは創作オペレッタに挑戦したりと、とっても楽しそう。最終的にどんなものができるのか、いつ終わるのかを子どもたちとアトリエリスタが話し合って決めるというのもユニークです。 「自由な表現に熱中する時、子どもたちは心を楽にできるし、そこに言葉以上に雄弁な表現が生まれることもある」と、オマタさん。子どもたちの作品に、大人の表現にはない価値を見出しています。幼稚園の教師とはまた違った視線で子どもたちを見守る、アトリエリスタとの楽しいひとときの中で、子どもたちはより生き生きとした輝きを見せているようです。【甲府西幼稚園】甲府市下飯田2-8-15/TEL055-228-1378