ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2013年9月号 NO.172

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概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2013年9月号 NO.172

8芳子ママはるな(8歳)だいと(6歳) 1人目を妊娠中、その頃富士吉田で行われていた「お産の会」に偶然参加することになりました。その会は、産む場所の選び方、会陰切開や分娩費用などのリアルなお産の話、ヨガなど、様々なテーマで行われていました。全体的に、より自然なお産をすること、そしてそのために食事や日々の暮らしに気をつけることの大切さを伝える会だったと思います。参加者は助産師さんや意識の高いママが多く、病院に行きさえすれば普通に生まれるもんだと思っていた私は、場違いな所に来たような感覚でいました。だけど次第に「自分の力で産む」という意識を持つようになりました。女性の産む力と、赤ちゃんの生まれる力を信じて、なるべく自然なお産をしたい。その方が、母親も子どもも負担が少なく、安らかなお産ができるのではと思いました。 その後3人の子どもを出産しましたが、自分の好きな姿勢で産む「フリースタイル」の出産ができたのは、2人目の時でした。理解のあるドクターや助産師さんに巡り会って、分娩台ではなく、大きなクッションに馬乗りになるような楽な姿勢で産むことができました。会陰切開や陣痛促進剤の投与はなるべくしないように、夜中の出産なら部屋は薄暗く、そして母乳育児をしたいという希望も事前に伝えていました。 そういうお産をするための努力もしてきました。よい食事と運動、規則正しい暮らしを心がけました。できることを私なりにがんばったという思いがあるので、3人のお産に後悔はありません。「赤ちゃんもがんばっているから私もがんばる」と、心の中で思うことのできたいいお産だったと思います。今振り返ると、そういうお産を経験してきた自信と、そこで生まれたわが子への愛情が、その後の子育てにつながっているような気がします。分娩台ではなく“フリースタイル”で