ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2013年9月号 NO.172

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概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2013年9月号 NO.172

韮崎市穂坂出身。コンピューターの営業職を務めた後、家のぶどう園を継ぐ。約23,000房のブドウの面倒を見ながら、多くのグループや会で活躍する若手農家。ラー今月登場していただいたのは、フォレストサイド横森葡萄園代表のさんです。横森政純わに実った房と濃い緑の葉が一面に広がるたわブドウ棚の下で、農業という仕事、そして人とのつながりについて伺いました。Monthly Interviewメンが好きで、1日で東京の有名店8軒を仲間と巡るラーメンツアーをしたことも。現在独身。自然を大切にする価値観を共有できるパートナーとの出会いを探している。横森 政純さんよこもり まさずみ50年は、「アグリマスター」といって農業の師匠の資格を持った農家さんのところで修行しました。親もブドウの専門家ですけど、よくも悪くも家のやり方なので、農業大学校とアグリマスターの師匠のところで色んなやり方と考え方に触れることができたのは、とてもよかったです。あと、農大の同級生と知り合えたのもよかったですね。今でも3ヵ月に1回は「同級会」をして情報交換をしています。みんな就農しているので、ものすごく話が合って、熱く語る仲間です。宮沢 「職場の仲間」とは違ったつながりですよね。横森 その同級会以外にも、北杜交流会とか異業種交流会NFLとか、たくさんの集まりに入らせてもらっています。色んなところで色んな人に出会えるから面白いですよね。意外とみんな、共通の友人が多いんです。山梨は狭いから、悪いことができないですよ宮沢(本誌発行人) すてきなブドウ園ですね! 緑がきれいで、それに風がとっても気持ちいい。横森 ありがとうございます。ここに来られた方はそうおっしゃってくださいます。午後はいい風が吹くんですよ。午前中の方が暑いですね。宮沢 ブドウ園は代々続いてきたんですか?横森 ブドウをやりだしたのは、僕が生まれる前ぐらいです。ここね、元は桑畑だったんですよ。昔はこの辺りもお蚕さんをやっていたから。宮沢 じゃ、生まれも育ちも穂坂?横森 ですね。就職も地元で、コンピューターの営業をやっていました。宮沢 横森さんの人柄ですから、成績はよかったんじゃないですか?横森 まあ、そうですね。よくしてくれるお客さんがいて、社員旅行で海外に連れて行ってもらうこともありました(笑)。宮沢 そんな順調だった社会人生活をやめて、ブドウ園を継いだんですね。横森 子どもの頃から手伝っていたから、ブドウを仕事にすることは何となく感じてはいました。でも、親も好きにすればいいと言ってくれていたので、そんなつもりはなかったんですね。でも父親の具合いが悪くなった時があって、「僕がやらなきゃいけないんだな」って思いました。あと、同級生の親が急に亡くなったこともきっかけになりました。やっぱり家がブドウをやっていて、彼は社会人だったんですけど、ブドウ園を継いですごく苦労したんですね。それを見て、親が元気なうちに勉強してブドウ園をやろう、と決断しました。人間関係が豊かに宮沢 人生の転換期ですね。横森 で、会社を辞めて1年間、長坂の農業大学校で勉強しました。次の1