ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2013年9月号 NO.172

ページ
16/56

このページは ちびっこぷれす Chibikko press 2013年9月号 NO.172 の電子ブックに掲載されている16ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2013年9月号 NO.172

16 「いい子に生まれてくるんだよ」。助産師の先生は、よくお腹の赤ちゃんに声をかけていました。するとエコーを通して、赤ちゃんが声に反応して動くのがわかりました。より自然なお産がしたいという思いから、1人目と2人目の時は助産院での出産を選びました。会陰切開も陣痛促進剤もいらない。女性は本来産む力を持っているのだから…と考えていました。助産師先生は色んなノウハウを持っていて、時に足裏マッサージをしたりお灸をしたりしながら、促進剤も使わずに何人かのお産を取り仕切っていました。予定日の近い妊婦さんがいても、お産が重なることはないのだそうです。しかし私の最初のお産はスムーズではありませんでした。いい陣痛が来ず、先生が「じゃあ破水させるよ」と、たぶん下から手を入れて破水させました。やがて体を引き裂かれるような痛みとともに生まれたわが子を胸に抱くと、すぐにおっぱいを吸ってくれました。 菜食や規則正しい生活、よい胎内環境づくりに一番よく取り組めたのは2番目の時でした。お産はとてもうまくいきました。それだけでなく、出産後も健康で手がかからず、いつもムードメーカー的な性格を発揮するのも2番目でした。お腹の中でどうすごしたか、どう生まれてきたかって、その後の成長にも影響があるような気がします。 助産院でのお産のいいところは、信頼できる助産師さんと一緒にお産に臨めるところ。それから母子同室で、家族もいつでも入れるところでしょうか。でも今だから言えることですが、“自然なお産”にあまりこだわりすぎるのもよくないですね。理想通りにならなかった時に「こんなはずじゃ…」と焦ってしまいます。もう一度産むとしたら?やはり信頼できる助産師さんと家族に見守られて、女であることの喜びを感じられるようなお産がいいと思います。唱子ママゆめこ(8歳)あゆこ(6歳)けいいちろう  (2歳)より自然なお産のために、助産院を選択