ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2013年8月号 NO.171

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ちびっこぷれす  Chibikko press 2013年8月号 NO.171

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ちびっこぷれす Chibikko press 2013年8月号 NO.171

53シングルマザーでも仕事をがんばっていればなんとかやっていけると思っていました。※電子書籍版のメイン写真をタップすると、インタビュー時の動画を見ることができます。に喜んでいただくことです。何かをするということは、よくも悪くも判断される、ということです。100%を望まれたら、120%で応えていく。もちろんそれは簡単なことじゃないですよ。でも、とにかくがんばります。宮沢 なるほど! 仕事に打ちこむことで信頼関係を築いて、同時にご自分を成長させてきたということなんですね。でも、心が折れそうになったり不安に思ったりする時もありませんでした?石川 ん~、ヘコむことはありましたよ。でも、不安に思ったり悩むことはなかったですね。ノーテンキでいようかな、としているところもある感じでした。だって不安なことを考えたところで、余計に不安になるだけじゃないですか。結婚は10年でやめたんですけど、その時も仕事を全力でがんばっていればなんとかなる、と思っていました。ひとりぼっちじゃなかった宮沢 そうだったんですか!? 最近はシングルママや離婚を考えているママも増えていて、毎日不安にしています。彼女たちにとって石川さんの存在はとても心強いと思うんですが、何か心の持ち方のコツなんてないでしょうか?石川 「You are not alone」、その通りですね。私はひとりぼっちじゃなかったです。仕事やその他のことでも、私はたくさんの人に支えられてきました。でもそれは、私ががんばっているからだと思うんですよね。不安ばかり口にしている人のところには、人は寄ってこないですよ。私は子どもにも前向きなことしか言ってこなかったです。だから私の子どもは、父親がいなくても不安を感じたことはないと思いますよ。宮沢 うまくいくイメージを持って自分でできる努力をする。すると、周りからつながってきてくれる。待っていました。宮沢 え~!?そんな短い時間で!? それに、東京でのキャリアを捨てちゃってよかったんですか?石川 タイミング、ですかね。大学を卒業してから4年間、仕事は「やりきった」感があったので、東京での生活はもうこれでいいかな、という感じでした。山梨でも同じような仕事をしようと事務所を探したんですが、そういうところがなくて。じゃあ音楽事務所をやればいいのに、という話になったんですね。「ミュージック・ハウス」というのは東京でもやっていた音楽教室の名前で、山梨でもお教室をしながら結婚式とかの仕事をするようになりました。ある時、「弦楽四重奏とか呼べる?」みたいなお話があったんですね。音楽関係の友人は多かったので、できないことはないよな、と思って受けたのがきっかけで、今ではお祭りなどのイベントにアーティストやタレントさんを呼んだり、という仕事もしているんですよ。 宮沢 そうなんだぁ! 会社に入った経験もなく、一人でそういう仕事をするのはとても大変だったと思うんですけど、大事にしてきたことって何かあるんですか?石川 仕事って、「この人だったらできるだろうな」と思うからくださるものじゃないですか。だから、期待と信頼に最大限のがんばりで応えていくしかないと思っています。でも私、元々は引っ込み思案なんです。宮沢 え~!?見えない(笑)。だって、山梨に帰ってきて一人で仕事を作って、こんなに大きい仕事をしていらっしゃる。石川さんには、何か人とは違うものがあるんじゃないかなと思うんです。石川 「声をかけてもらえる人になろう」というのはありますね。「石川さんだったら何とかしてくれるかな?」って思ってもらえればって。そのために大切なのは、仕事をして相手てはだめですね。石川 そうですね。心のカーテンをいつも開けておく。そして自分のできる範囲でいいから、なりたい自分になる努力をしていくことが大切だと思います。