ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2013年8月号 NO.171

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ちびっこぷれす  Chibikko press 2013年8月号 NO.171

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ちびっこぷれす Chibikko press 2013年8月号 NO.171

5いられて健康で毎日暮らせること。そこに本 当の幸せはあると彼らはシンプルに語った。胸が熱くなる。  未 来ちゃん( 年 中 組 )の 願いごとは「 家 族が一 緒にいられますように」だった。私「どうして一緒がいいの?」。「だってお母さんがいなくなったら寂しいでしょ。(家族の)みんなと一緒にいるのがいいの、一人ぼっちになったら寂しいでしょ。だからピッコロのみんなもここにいなくちゃだめなの!」。熱 弁だった。私には、家 族の誰 一 人も、ピッコロの誰 一 人も欠けてはならないと聞こえた。何ができてもできなくても、そこにその人が存 在すること自体に意味がある。これが幼児の発 言だ。そして最 後に未 来ちゃんは更にすごいことを言った。私が自分の願いごとを考えている時だった。「いつもかずぼう(夫)がお弁当を作ってくれてありがとうと書けば」。え…それ? うちは夫が弁当を作ってくれる。それに感謝が足りないということか! がーん(泣)。しかしどうしてうちの事情を知ってるの(笑)。私は「かずぼうに感謝できますように」と短冊に書いた。 すると横から広 大 君( 年 中 組 )が 来て言った。「一人で生きられますように、にしたら?」。再び 、果たしてどういう意味? もしかして感謝できない人と一緒に暮らしているのは意味がないということか!? 危 機? 1日悩んだ。少し恐ろしかったが 、翌日再び 聞いてみた。「 私って一 人で生きられない 感じがする?」。広 大 君「ううん、生きられる」。私「 昨日の一 人で生きられますようにってどうしてだっけ?」。広大「だって死んじゃったら生き返らないでしょ」。んー?ますますわからない!!! 所詮子どもだ。元々いい加減な言 葉だったのか、それともわからなくなったのか?大 人はそう思いがちなのだが違う。ここは更に追求するべきなのだ。私「誰が死んじゃうのだっけ?」。「かずぼう」。おーー、わかりました。 そこ?私には子どもがいない。夫がいなくなったら一人になる。弁当を作ってくれる人もいなくなる。彼はそこを言っていたのだ! そうだ「一人で生きられますように」だものね! 私の老後を心配してくれる4歳児、すごすぎる。世の中のお母さんはすごい方々を産んでしまいましたね。子どもはみんな優しく深い哲学者です。マツヨイグサ夏の日の宵のふち。夜に咲く花があります。待宵草です。日当りのいい空き地に咲いている黄色いお花。つぼみがスクリューのようにねじれています。つぼみを夕方18時頃「じぃ~っと」見ていると、スクリューがくるくるっとねじれてぽん!っと開きます。お花の開花の瞬間を見られるものはあまりありませんので、とても貴重な瞬間を体験できます。