ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2013年8月号 NO.171

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ちびっこぷれす  Chibikko press 2013年8月号 NO.171

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ちびっこぷれす Chibikko press 2013年8月号 NO.171

10編集部 「やまはぴ」ってどんな団体ですか?星合 山梨県内で子育てを応援している団体や個人のネットワークです。スタッフのレベルアップを図るために、研修や交流の機会を持つなど、山梨県内の子育て支援の底上げを目的にしています。県域で子育て支援者がネットワークを持っているのって、全国でも珍しいんですよ。編 みなさん、それぞれ子育て支援の活動をされていますが、改めて山梨で子育てをする上でいいところってどんなことだと思いますか?渡辺 子育てに手を貸してくれる人が近くに多いことかな。富士吉田の方は、土地柄なのか同居してる人も多いんです。私自身も、子育て中は親きょうだいが近くにいたからとても助かりました。榊原 山梨は愛育会とか婦人部の組織も比較的しっかりしている。行政の支援だけじゃなくて、地域の人たちがみんなで子育てを見守ろうって感じがあるよね。久津間 私は東京で出産してからこっちに帰ってきました。住んでいた地区では幼稚園受験が当たり前で、1 歳くらいになると親は幼児教室に通わせることに必死。それに違和感を感じていました。山梨に戻ってきてからは、野山を駆け巡って川で遊んで、一人ひとりが自由にのびのびすごせる雰囲気。やっぱり田舎で子育てしてよかったなって実感してます。星合 東京の広場を見に行ったことがあるんだけど、マンションの一室でした。普通の間取りで、それを地域の広場として使ってるの。それに比べると、山梨の支援センターやつどいの広場は広い。それに山梨は待機児童も少ないよね。都会では何年も待ったり、きょうだい3 人とも別の保育所に通ってる人もいましたよ。編 山梨県では、11 月から18 歳以下の子どもがいる全世帯に企業からプレゼントや割引のサービスが受けられる「子育て応援カード」の配布が始まりますね。妊婦さんがいる世帯でももらえるようになるそうですが、全国的に見ても早い取り組みのようですね。榊原 県の取り組みと言えば、検診の時の聴覚検査って、山梨県ではどこの病院でも必ずやってるから当たり前だと思ってたけど、県外ではやってないところもあるみたい。編 新生児訪問はどうですか?榊原 山梨の中でも地域差があるんだけど、山梨市や甲州市はとっても丁寧。妊娠中から助産師が担当して、妊婦訪問が2回、出産後に2回。携帯電話を助産師に持たせて、いつでもママが相談できるようにしている市町村もありますよ。久津間 富士川町には松井さんっていう助産師さんが町の職員としているの。家庭訪問してるから、その人が地域の親子を全員知ってるんですよ。榊原 全国的にも市町村で助産師を雇ってるところは珍しいよね。本当にすばらしいと思う!カブトムシも魚も“本物”編 自然環境や食という点では?久津間 芝滑りや川遊びができるなんて、貴重な経験だと思います。そういう遊びができるような、自然を生かした公園のつくりもいいですね。榊原 窓をあけて外の空気を入れるなんて、私たちにとっては当たり前じゃない。でも都会じゃできないんだよね。渡辺 水もおいしいし。自然に囲まれてるからこそ、カブトムシだって魚だって、いくらでも見ることができる。小さいうちから本やテレビだけじゃなく、本物に会えるって素晴らしい。榊原 オタマジャクシに足が出てカエルになるのなんて、都会にいれば一生見ることなんかできないかもしれないよ。星合 山梨っていう、子どもにとっていい環境で子育てしているんだよ!って住んでるみんなに気づいてもらいたいね。やまはぴ座談会いい環境で子育てしているんだよって、住んでるみんなに気づいてもらいたい…山梨子育て応援ネットワーク・はぴはぴ(通称:やまはぴ)の世話人たちは、山梨で子育てをするたくさんのママたちと現場でむき合い、自分自身もこの土地で子育てをしてきた、山梨の子育て支援のスペシャリスト。彼女たちの目から見た山梨で子育てする上での“いいところ”とは?