ちびっこぷれす  Chibikko press 2013年5月号 NO.168

ちびっこぷれす Chibikko press 2013年5月号 NO.168 page 44/52

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概要:
山梨県甲府市の実業家一族に生まれる。大学時代からビジネスの才能を発揮し、商社に就職後はトップ営業マンとして活躍。29歳で独立。1998年より携帯販売を手が今月登場していただいたのは、株式会社フォネット社長の....

山梨県甲府市の実業家一族に生まれる。大学時代からビジネスの才能を発揮し、商社に就職後はトップ営業マンとして活躍。29歳で独立。1998年より携帯販売を手が今月登場していただいたのは、株式会社フォネット社長の清水栄一さんです。みきかされた「十五少年漂流記」で父親によの世界に憧れた未知少年時代。れまでの人生のこ冒険譚と未来へのチャレンジについてうかがいました。Monthly Interviewける株式会社フォネット社長。9社からなるグループ企業のトップとして地域密着型の事業を展開する傍ら、後進の育成に取り組む。子どもは中学3年生の男の子が1人。清水 栄一さんしみず えいいち気づいたんですけど、映画と事業は同じなんですね。社長の僕は脚本を書いて、監督をしているんです。社員は配役です。ただ映画と違って商売は、時代の先を読んだ脚本を書かないとうまくいかないですね。宮沢 大学を出て、まずは就職したんですよね。清水 はい。建材を扱う商社に入りました。僕は30歳までに起業すると決めていて、そのためには一度大きな会社に入って修行をしなければいけないと考えました。実は共同経営者になってくれという誘いもいくつかあったんです。大学時代にバイトで、リゾート地のファンシーショップの店長や小田急百貨店のコート売り場全部の采配役もやりましたし、サークルを作ってビジネスもしていました。自分の腕次第という世界にいて、お金もバンバン入ってきました。「働くことってなんて楽しいんだろう」「俺って才能あるじゃん」って。もう自信満々ですよ。最高のコースが用意された宮沢 並の学生ではなかったですね。清水 入社式では新入社員を代表して挨拶を読みました。だから「本社配属だな」「銀座で飲めるな」なんて意気揚々としていました。ところが配属先は多摩支店。東京ですがド田舎でして。担当は倉庫の整理でした。宮沢 田舎の支店の倉庫!?「なぜ僕がここに?」って思いませんでした?清水 思いました。でも実はそれが最高のコースだったと後でわかりました。当時多摩支店というのは一番伸びているところだったんです。つまり、一番仕事をしている人たちの中に入れてもらったんですね。まず、グシャグシャだった倉庫をひと月かけて整理しながら商品を覚えて、次に仕入れの部署で上司のパートの女性から社会人としての基礎を一から教わりました。箸44宮沢(本誌発行人) ご出身はどちらですか?清水 甲府市の青沼です。大学で東京に出るまで地元の学校でした。宮沢 どんな少年だったんですか?清水 子どもの頃の記憶は、泥んこになって遊んだのと、本を読んだことくらいです。勉強はしていないですね(笑)。本が異常に好きで、学校に行く時に歩きながら読むぐらい。小学校の図書館は、ほぼ制覇しました。宮沢 二宮金次郎みたいですね! 本好きは、やはり親の影響ですか?清水 父親が本をよく読む人で、小さい頃によみきかせをしてもらいました。「十五少年漂流記」が大好きでした。僕が本が好きになったのは、この本に出会えたからだと思います。宮沢 部活動は?清水 中学はテニス部、高校は映画部でした。映画作りはまず、物語を書いてキャストを決めます。起業してから