ちびっこぷれす  Chibikko press 2013年4月号 NO.167

ちびっこぷれす Chibikko press 2013年4月号 NO.167 page 48/52

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概要:
旧上野原町生まれ。東京で就職して、若くしてパーマ屋さんの社長に。山梨に戻ってきてからは空間デザイン関係を仕事にし、必要に迫られてお花を学ぶ。現在は山梨市でライ今月登場していただいたのは、山梨市でお花屋....

旧上野原町生まれ。東京で就職して、若くしてパーマ屋さんの社長に。山梨に戻ってきてからは空間デザイン関係を仕事にし、必要に迫られてお花を学ぶ。現在は山梨市でライ今月登場していただいたのは、山梨市でお花屋さんを営んでいる齊木冶洋さんです。下町のダンナ衆に育てられた実業家が、縁あってお花を修めて第一人者へ。異色のキャリアとこれからの「役目」についてうかがいました。Monthly Interviewフ・ディスプレイk n o t(ノット)を主宰。結婚式場のお花屋さん、お花の教室の講師、専門学校の講師など幅広く活躍中。2人の娘の母。齊木冶洋さんさいき はるみうと江ノ島にすぐに行く。みんなで。変な人たちばっかりでね(笑)。宮沢 若くてシャキシャキして、かわいかったんじゃないですか?齊木 そんなに、きれいじゃなかったですよ(笑)。でも私が「なんで?なんで?」と聞くから、「そのくらいの歳になったら、なんで?って聞かねぇんだぞ」って言いながらも嬉しそうに、「しょうがねぇな、教えてやっか」って感じでした。宮沢 おじさんたちに愛されたのは、なぜだと思います?齊木 「ありがとう」をいっぱい言うから、「お前はかわいいな」ってよく言われました。下町のおせっかいな人たちばっかりだから、集まればお祭り騒ぎでとっても楽しかったし、仕事でも助けてもらいました。そのおじさんたちにパーマ屋さんを任されて、4店舗からどんどん増やしていくんです。宮沢 凄腕ですね!齊木 そういう時代なんです。でも工夫はしました。当時、パーマはどこも5500円だったんだけど、2980円でやったら爆発的にお客さんが来るんですよ。東京、千葉、埼玉に60 店舗くらいになりました。ただし、一番大変なのは、人、面接。採る人を間違えると大変なことになるから。でも、ここでも色んな人を見られたし、学ばせてもらった10 年でした。ものづくり、好きなんだ!宮沢 お花屋さんからはまだずいぶん遠いですね(笑)。齊木 ええ、お花屋さんにたどり着くまでには、まだもう少しあるんですよ。お店のウインドウに貼るカッティングシートというのがあるんですけど、パーマ屋さんの社長をやっている時に、それを勉強しに弟子入りしたんですね。すっごく楽しかったです。お金の計算や人に会うのも嫌いではないけれど、48宮沢(本誌発行人) お生まれはどちらですか?齊木 山梨県です。県内を転々として、中学生の時に山梨市に落ち着きました。高校は地元の山梨高校。書道が好きで、国語と書道の先生になりたかった。でも家の事情で進学はできなかったんです。そして、東京の日本橋の問屋街に就職して、そこで色んな人と出会いました。深川に木場って所があるんですけど、そこのダンナ衆がとってもよくしてくれて、色々教えてもらいました。柴又って所に住んでいたんですけど…。「お前はかわいいな」宮沢 “寅さん”の柴又?齊木 そう。アパートの1階が、深川の人がやっているお寿司屋さんで、そのおじさんたちがよく通ってきてね。私が「舞妓さんが見たい」と言うと、ハイヤーで京都まで連れていってくれたんですよ。「サザエ食べたい」と言