ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2015年9月号 NO.196

概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2015年9月号 NO.196

16よき生産者、よき食材…山梨の食と農が子どもたちを育てる甲斐市下今井2471-1／TEL0551-45-949417：00?23：00／日曜および祝日の月曜定休　普通のブロイラーの倍以上の日数をかけて育てられる甲州地どり。平飼いで自然に近い状態で育てられたその肉は、旨みと歯応えに優れ、山梨の名産として高い評価を得ています。　そんな甲州地どりの一風変わったメニュー「解体ショー付き甲州地どり一羽食べつくしコース」を提供しているのが甲州地どり庵 一π。店主の松崎洋士さんがカウンターで一羽を手際よく解体。モモ・ササミ・手羽先・せせり（首の肉）・ぼん尻など、驚くほどたくさんある鶏の部位を解説します。解体した後は、座敷に移動。ねぎま（モモ肉）から内臓、ガラを使った雑炊まで、20種類近い鶏づくしメニューを食べさせてくれるのです。　「生きているものがさばかれて肉になり、それをみんなが食べていることを子どもたちに知ってほしかった」と、解体ショーを始めたきっかけを話す松崎さん。ただ単に鶏を食べるのではなく、解体ショーの時に五感を通して感じた刺激やそこで得た知識を持って食べれば、おいしさもまた一際違ったものになるのではと考えています。カウンターで前のめりになり、砂肝に包丁を入れた時に落ちる砂に歓声を上げる。そんな子どもたちを見るたびに、松崎さんも喜びを新たにしているのだとか。甲州地どり庵 一い っ ぱ いπ、解体ショー、命の不思議と食に携わる者の思いを伝えるセブンイレブン牛角至韮崎オギノ双葉店双葉IC至甲府至R20 お子様コース／864円解体ショー付き甲州地どり一羽食べつくしコースは４?６名で１人3240円キッズキッチン山梨とコラボして行うことも。砂肝から砂が落ちる場面（左）が見られるのも、放し飼いで育つ甲州地どりならでは。