ブックタイトルちびっこぷれす Chibikko press 2015年1月号 NO.188

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概要

ちびっこぷれす Chibikko press 2015年1月号 NO.188

7  みんなのえほん!2015毎年1月号恒例の絵本特集です。書店員や図書館司書、子育て支援センターのスタッフ、子どもたちに大人気のあのミュージシャンなど、子どもと絵本に関わる人々に取材しました。ママが子どもだった頃から読み継がれてきた名作から、昨年出版された新作まで、約20作品を紹介します。P.40のプレゼントページもお見逃しなく。【特集】●春光堂・宮川大輔さんのこの一冊「あさになったので まどをあけますよ」紹介者●宮川大輔さん(春光堂店主) 山間の小さな村や、たくさんの人々と車が行き交うにぎやかな街、色とりどりの植物が生い茂る土地。それぞれの場所で、朝をむかえた子どもたちが、新しい一日の始まりに窓を開ける。 ふと空を見上げて、「キミのまちは、はれてるかな」と思いを馳せる…。 何気なく日々繰り返している情景なんだけど、その中にこそある生きる喜びが伝わってくる一冊です。雑誌MOEの「絵本屋さん大賞」でも、2012年の第1位に選ばれました。 この絵本は、作者の荒井良二さんが2011年に被災地を回った後に描いたもの。震災後、東北出身の荒井さんの作風が変わったと言われています。僕自身も日常や身の周りのことを見直し、自分の住んでいる街をもっと楽しい場所にしたいと強く感じました。大人が読んでも、感じるものがある本だと思います。 うちの店の品揃えは「感じる・考える・活動する」の3つが柱なんですが、絵本の場合は特に「感じる」を意識していますね。大人が教えるようなスタンスのものではなく、子どもたちが自分で多くを感じられるような魅力的な絵本を紹介していきたいですね。荒井良二(偕成社 2011年)1918年創業、甲府の中心街の老舗書店。「暮らしに発見の種を」をモットーに、読書会や「シーンを味わう」という本×食のイベントなどを数々仕掛ける。月に1冊その子に合わせた絵本を届ける「Book Letter」というサービスも。●甲府市中央1-4-410:00?20:00(日曜は19:00まで)不定休/TEL055-233-2334【春光堂】日常の中にきらめく、生きる喜び